Tephra2を使って
~首都圏における降灰被害予測~

日本には富士山をはじめ111の活火山が存在し、内50は監視体制が必要とされてます。

これらの活火山は内閣府をはじめ多くの組織で被害への対策がされていますが、

実際に活火山が噴火した場合、首都圏にはどれほどの被害が発生するのでしょうか。

火山噴火の降灰被害の範囲(移流拡散)をシミュレーションできるプログラムに”Tephra2”というものがあります。

本作品は、活火山の中でも”富士山”と”浅間山”を対象に、Tephra2を用いて季節ごとに風向・風速の条件を設定し

降灰被害のシミュレーションを行いました。

 

       作品の説明資料       

作品の説明資料(youtube)

Tephra2

”Tephra2”は、移流拡散モデルを用いたシミュレーションプログラムです。風向・風速や火山噴出物の情報など、任意にパラメータを入力することで、重力や風を考慮した、火山灰の移流拡散のシミュレーションを行うことができます。

GSJ火山ハザードシステム

本作品で使用する移流拡散シミュレーションTephra2は、”産業総合技術研究所活断層火山研究部門大規模噴火研究グループ”が提供している、”GSJハザード情報システム”のものを使用しています。

画像:GSJハザード情報システム

Tephra2
被害想定の基準

被害想定の基準


降灰範囲内の火山灰堆積厚による被害の評価基準については、内閣府の”大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ”の令和2年4月に公開した資料に基づいて決定しています。

風データの決定


今回のシミュレーションに使用する風向・風速のデータは、季節ごとに以下の条件で決定しました。

  • シミュレーションのパラメータとして噴煙柱高度は18000mとする
  • 上空18000m付近の気圧は約70hpであるため、基準とする気圧帯はこれに合わせる
  • 季節の区分は気象庁の予報用語に基づき、以下の基準とする

春:3-5月 夏:6-8月 秋:9-11月 冬:12-2月

観測データとして参照可能な1988年以降の観測データで、70ph帯において、各季節ごとに最も風速の値が大きかった日付を見つけ、その日の地上から上空のデータを各気圧帯の層ごとに使用する。

出典:気象庁

風データの決定

降灰予想範囲の被害想定